Youtube にいくつかの大学の講義ビデオがアップされていますが,
その中で私が注目している MIT(マサチューセッツ工科大学)の微積分の
講義を紹介します.
講義をしている教授のキャラクターも含めてとても興味深いです.
私の基礎I,基礎IIを受講している1年生,また2年生以上でも復習の
ために視聴を強くお勧めします.単元ごとにシリーズになっています.
微積分に出てくる基本的な用語を英語でどう表現するかを
知ることもとても勉強になります.それからこの先生は区切りのところで
質問タイムを設けていますが(上のビデオでは23分あたり),
学生は非常に基本的なことをためらわずに積極的に聞いています.
このあたりは是非参考にしてほしいです.質問は質問そのものの内容以上に
理解において波及効果を生みます.授業は流すだけでなく
学生の側で「止める」ことが非常に大切です.
最後にもうひとつ気になっていることがあります.
この先生が使っているチョークです.黒板への粘り具合が
見ていて気持ち良いです.かなり太めのチョークですが,
日本で手に入るでしょうか.
もう昨日になりましたが,水戸キャンパスで盛大にオープンキャンパスが催されました.
たくさんの人出とものすごい蒸し暑さで,さながら夏祭りの様相でした.
新しい図書館と良くマッチした風景はとても華やかでした.
私は選修の教員相談コーナーのブースに入り高校生らの質問に応対しました.
3時間で8名(8組?)も訪問があり盛況でした.
意外に多かった相談が入学してから友達ができるか不安だということでした.
ただ,聞きながら頭の中で普段の日常の様子を思い出し「全然問題ないな...」と確信しつつ,
「大丈夫ですよ.ここはそういう心配は必要ありません」と答えると安心した表情を見せていました.
数学の中でも関数が好き! という高校生には思わず言葉に力が入りましたが,,,
ともあれ今日の会話の中でここに来たくなったと思う気持ちが膨らんでくれればとてもうれしいです.
今日の弁当は 85 点.
I attended the 10th AIMS Conference held in Madrid on July 7-11, 2014.
It was very very nice to stay in Madrid.
I have met and talk with my friends.
Among them, I could meet a mathematician who I was hoping to do very much.
Terrible sunshine and warm hospitality were impressive.
{¥Large みなさんまたお会いしましょう!}
% 平成25年度卒業生
% 平成26年3月26日更新
平成25年度卒業論文発表会の日程は以下のとおりです.
先週滞在した盛岡の大雪には大変驚きましたが,
こちら水戸でも今晩から雪になるかもしれない寒さです.
さて,今年も残り少なくなってきました.前回更新の桜から夏を迎え,
秋が過ぎ,そしてあっという間に冬です.一日一日しっかりと生活して
いかないと,時間はすぐに過ぎてしまいます.
卒業研究ゼミのゼミ生たちは今が一番大変な時期でしょう.
これから卒論の作成,提出,発表会へと向かっていきます.
昨日「忘年会」と称し,みんなで楽しく七輪を囲みました.
いろいろな話の中で,それぞれがそれぞれの置かれた環境の中で
真摯に生活している様子が伺えました.彼らの今後の
頑張りに期待します.
ちなみにみんなで食べたのはサンマではありません.
ある日の雑談での話.ブルース・ウィリス主演,ダイハード3の中で次のような問題が出てきた.
「3ガロンの容器と5ガロンの容器から4ガロンの水を正確に計る方法を考えよ」
答えは
「5ガロンの容器をいっぱいに満たし,3ガロンの容器に移す.残りは2ガロン.
これを,空にした3ガロンの容器に移すと,3ガロンの容器には1ガロン余りが出る.
そこで5ガロンの容器いっぱいの水を3ガロンの容器に余った1ガロン分に足すと,
5ガロンの容器に4ガロンの水ができる.」
これを発展させて次のような問題を考えた.
「3ガロンの容器と5ガロンの容器から,1, 2, 3, 4, 5ガロンの水を正確に計れ」
結果,できることがわかった.
それでは発展させて,次のような問題を考える.つまり,
「10ガロンの容器がある.今,1から10ガロンの1刻みの水の量をそれぞれ正確に計りたい.
では,あと何ガロンの容器があればこれが可能になるか?」
これもさっきより少し時間がかかったが,1から9ガロンまでの
9種類のうち,4種類の容器を特定できた.残りの5種類の容器ではできない.
さて,さらに進めるとつぎのような問題が持ち上がる.
「nガロンの容器がある.今,1からnガロンの1刻みの水の量をそれぞれ正確に計りたい.
ではあと何ガロンの容器があればこれが可能になるか?」
これはどうだろう? 何か一般的な結果が得られるだろうか?
それとももうすでに何か結果があるのか?よくわからない..